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漱石文学における滑稽な人物造型
副題
 ーウィットからユーモアへー
著者名
大谷 伊都子 (OTANI itsuko)
出版社/掲載誌名
『梅花女子大学短期大学部 研究紀要』 
巻号
第59号 
出版日
2011/3
概要
漱石の作品に登場する滑稽な人物とはどのようなタイプかを検証し、その特徴をさぐる。また、小説およびその他の著作の中での言及から、彼の喜劇・悲劇観、「余裕・低徊」と「忘我」についても論じた。漱石が追い求めた「滑稽」とは、「余裕・低徊」の態度とは相反する特性「ユーモア」をもつ人に見いだせるのではないか。