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The Dramaturgy of The Winter’s Tale
副題
Introduction of Pageantry into the Play
著者名
上村 幸弘 (UEMURA Yukihiro)
出版社/掲載誌名
龍谷大学『大学院研究紀要』人文科学
巻号
第10集
pp.71-8
出版日
1989/3
概要
本稿はD.M.Bergeronの仮説の有効性を巡って、当時の歴史的事実がこの作品の創作の動機といかに関わっているかを検討し、さらにBergeronの説を補いながらpageantryの概念が作中に応用されている例を示した。シェイクスピアが材源としたRobert GreenのPandostoと比較しながら、pageantry導入の方法と意義を探り、シャコビアン演劇の中にこの作品を位置づけることによって、シェイクスピア自身の作風の変遷をたどった。