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学術データ詳細
2型糖尿病を持つ有職男性の生活認知
Perception of working men about living with type 2 diabetes
著者名
河村 圭子 (KAWAMURA keiko)
共著者名
堤 かおり 樺沢一之 足利学
出版社/掲載誌名
医学と生物
巻号
第156巻 第5号
277~283
出版日
2012/5
キーワード
2型糖尿病 男性有職者 生活認知
概要
外来通院中の2型糖尿病の有職男性28名を対象に生活認知について質問紙調査を行った。その結果,疾患や自己の問題点は認知できているが,悪化した際の対処法を理解している割合が比較的低く,危機への不備が伺えた。生活上の変化として生活習慣に関する意識の変化があったと回答していた。しかし運動や体重測定の実行は低い傾向にあった。さらに職業上では少数ではあったが今までの仕事ができなくなったことや,収入の減少など職業内容の変化を体験していた。それに伴い人間関係の変化があると回答していた。治療では自分なりに管理し,できる限り指示を守ろうとしているが,常に気にするなど心理的負担感も抱えていた。医療者に対して肯定的な評価をしていたが、一方ではもっと医療者と関わって欲しいと46.4%が回答していた。