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地域におけるソーシャル・インクルージョンに関する実践的研究
A Study of Practical Approach to Social Inclusion in the Community

副題

支援困難事例に対する「ネットワーク－機能分析」の試行 A trial of　“ Network-Functional Analysis” for the Difficult Cases to Support

著者名

玉置　好徳 (TAMAOKI Yoshinori)

出版社／掲載誌名

日本の地域福祉

巻号

第18巻

頁

pp.67～77

出版日

2005/3

キーワード

ソーシャル・インクルージョン　支援困難事例　ネットワーク－機能分析　社会福祉問題認識の共有化

概要

　本研究では、地域福祉におけるソーシャル・インクルージョン実践方法の探究を目的として、大阪府A市に所在するB隣保館の総合相談事業等において支援困難状況にある８事例に対して、支援ネットワーク形成とその機能の両面からの事例分析を行った。その結果、当隣保館は、事実上コミュニティソーシャルワークの実施機関としての役割を果たしていることが認められた。したがって、今後は地域福祉計画等において、隣保館の積極的活用を図ることが重要課題となることを明らかにした。