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学術データ詳細
グリム童話とドイツ伝承文学における父親像と母親像
Images of Father and Mother in the Fairy Tales and German Legend of the Brothers Grimm
副題
日本独文学会研究叢書102号
著者名
野口 芳子 (NOGUCHI Yoshiko)
共著者名
溝井裕一、竹原威滋、山本まり子、金城ハウプトマン朱美
出版社/掲載誌名
日本独文学会
pp.1-2,55-67,68-71
出版日
2014/10
概要
 この学術叢書の編者であると同時に執筆者。「グリム童話とドイツ伝説集における父親像と母親像」という項目を担当。グリム童話集全211話に登場する父親92人と母親73人について調査分析し、包括的特徴を抽出し、近代家族における父母像との相違点を明記する。子どもを売ったり、捨てたり、殺したりする父母が出現するのはなぜなのか。その理由を歴史学・法学・社会学などの視点から学際的に考察することによって、父性愛や母性愛が時代や社会によって変遷するジェンダーであることを明らかしている。、