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同義反復文について
著者名
大谷 伊都子 (OTANI itsuko)
出版社/掲載誌名
梅花短期大学研究紀要
巻号
第40号
p.179?p.188
出版日
1992/3
概要
同義反復文の逸脱性は、受け手に次々と新しい情報を提供していくという文の基本的な機能をはたしていないところにある。本論では重複性や新情報の少なさ、あるいは重複している・新情報が少ないと感じやすいかどうかという面から、複文の同義反復文を五種類の型に分類している。現実に同義反復文が使われる場合は、単に同義反復にとどまらずそれ以上の意味を持つのが普通であるが、『マザーグース』の中の詩などはことば遊び的な要素が強い。