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女子大学生の食知識が生活習慣と体型に及ぼす影響
The Influence of life-styles and Body Characteristics on Dietary Knowledge of Female University Students
著者名
小鶴 祥子
(
KODURU Sachiko
)
出版社/掲載誌名
大阪教育大学大学院「健康科学研究」研究抄録
巻号
18
頁
13-18
出版日
2012/3
キーワード
食知識 やせ願望 食育
概要
若年女子の食に関する問題行動に食知識が影響を及ぼしているか、又食の問題行動と体格・食行動・生活行動との関連性を探り、やせ願望の原因や食育のあり方を検討した。栄養・食品知識の低群は、願望BMIが高群に比べ有意に低く痩せの18.5未満であった。また、願望体型により細い体型を選んだやせ願望の強い学生は、食事制限によるダイエット経験のある者、家族で食生活についての話題をしない群であった。食行動では、栄養・食品知識の高群が、低群と比較して入眠2時間前の間食を控えていた。しかし、栄養バランスに関する食行動では、知識理解度と関連性が見られなかった。食技術知識では、高群が低・中群に比べ食事作りへの参加頻度が高かった。食教育として、体験学習をとおして調理技術の習得と調理科学の知識理解を向上させることは実践的な食事作りへの参加を促すために役立つことが示唆された。朝食欠食低群は高群に比べ、生活行動が乱れており、偏食の多い群は体脂肪率が高かった。また、女子学生は運動回数が少なく、75%が週1回以下だった。今後、社会の情報に翻弄されない食についての正しい知識と技術の習得、食行動の中では特に朝食摂取と偏食を無くす工夫、運動と連携した食育が重要であることが示唆された。
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