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歴史劇の中の貴族たち
副題
ノーフォーク公爵家の系譜
著者名
上村 幸弘 (UEMURA Yukihiro)
出版社/掲載誌名
梅花女子大学文学部紀要
巻号
37
出版日
2003/12
概要
シェイクスピアが劇作家として活躍したテューダー王朝とステュアート王朝には、当時の政権を描いたいくつかの作品が存在する。とりわけ、シェイクスピアが晩年にジョン・フレッチャーと合作したとされる『ヘンリ8世』は、エリザベス女王の死後、ステュアート王朝初期の作であり、同時代を描いた歴史劇といえる。本稿では、エリザベス女王によって処刑された第4代ノーフォーク公爵トマス・ハワードに至るまでのノーフォーク公爵家の系譜を、シェイクスピアの作品ならびに材源となった歴史書よりたどる。