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学術データ詳細
若年女子のやせ願望に影響を及ぼす要因
Affective Factors of Slim Body Shape Concerns among young women
副題
食知識の理解度と家族からの働きかけからの検討 A Study on young Women's Understanding of Dietary Knowledge and on the Actions of their Family Members
著者名
小鶴 祥子 (KODURU Sachiko)
出版社/掲載誌名
梅花女子大学短期大学部紀要
巻号
60
15-20
出版日
2012/3
キーワード
やせ願望 食知識 家族の影響
概要
若年女子のやせ願望は減少せず、低年齢化、30代にも広がっている。本人の内的要因として食知識の理解度が影響を及ぼしているのではないかと考え、検討した。健康教育として学んできた食知識について、栄養・食品分野、調理の技術分野、食の安全知識分野に分けて質問を実施した。全体の正解率で食の安全知識が低く、これから力を入れていく必要があることがわかった。栄養・食品分野の知識得点を高群・中間群・低群に分け、やせ願望との関係を分析すると低群のやせ願望が高く、又願望BMIも痩せの18.5未満と有意に低かった。以上より、やせ願望に食の栄養・食品知識の理解度の違いが影響していることが示唆された。また、青年期は精神的に自立に向かう時期であり、家族からの働きかけの影響も併せて検討した。家族と食話題を「滅多にしない」「しない」を話題無群、「する」「時々する」を話題有群とした。話題無群の願望BMIは、痩せの18.5未満となり、有意に低い傾向であった。