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ファッション情報誌が提案するコーディネートの一考察
A Study of Well-Coordinated Fashions Suggested by Fashion Magazines 
著者名
権世 和歌子 (GONSE Wakako)
共著者名
宗村純江
出版社/掲載誌名
梅花女子大学短期大学部研究紀要
巻号
第61号
7頁~16頁
出版日
2013/3
キーワード
ファッション雑誌
概要
ファッション情報の伝達手段としては14世紀にフランスで最新流行の衣服を着せた小さな蝋人形をヴェネチアに輸送した記録があり、17世紀には実物大の人形が毎月1回ヨーロッパ主要都市に送られた。その後18世紀に流行服を正しい型で大衆に示す図版形のファッション・プレート期を迎え、18世紀末には今日のファッション雑誌の基と言われるファッション・ブック期に入った。現在発売されている各雑誌は、企画において提案する年齢層・価値観・ライフスタイル等からターゲットを絞り込み、明確なイメージを確立し、服装、メイク・ヘアスタイルそしてモデルのポーズまでトータルコーディネートした作品を撮影して掲載している。ファッション情報誌は歴史的に見ると雑誌からの発信が大きな影響を与えているが、ファッションに関心が高い学生達は、その情報源は例えば雑誌からディスプレイからと様々なところから得ることができる。女子学生たちのファッションに対する情報源は主にどこから得ているのか、雑誌に対しての好みや購入実態を把握してみる。また実際の2雑誌より提案されたコーディネートは企画者の意図通りに購読者に受け止められているかを比較検討した。