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梅花女子大学短期大学部生のストレス度と体への影響について
A study of stress and its influence on physical condition of BAIKA Junior college students.
著者名
林 有希子 (HAYASHI Yukiko)
出版社/掲載誌名
梅花女子大学短期大学部研究紀要
巻号
第57号
pp.19-26
出版日
2009/3
概要
梅花女子大学短期大学部生活科学科調理・製菓専攻の学生を対象に、ストレス度・睡眠・免疫についての調査を行い、さらに体温・血圧・脈拍数を測定した。ストレス度チェックでは、9割弱の学生が軽度または中程度のストレスを感じており、特に1人は重度のストレス状態であることがわかった。質問項目では「すぐに起きられず、二度寝してしまう。」がトップで、睡眠障害が示唆された。平均睡眠時間は、ストレスがほとんど無いグループでは、全員7?8時間であったが、ストレス度が上がると5?6時間と短くなり、重度のストレスの学生は,4時間以下であった。また、ストレス度が高い程、睡眠障害レベルも高かった。風邪を引きやすい割合もストレス度の上昇とともに増加し、免疫力の低下が示唆された。さらに、体温、最高血圧、脈拍数もストレス度が高い程、上がる傾向がみられ、交感神経系の活動亢進が考えられるが、今後の更なる検討が必要である。